ご祈祷は「ご祈願」ともいい、神さまのご守護をいただけるように願い求める神事です。通常の参拝は、社殿の前に置かれている賽銭箱にお賽銭を奉納して拝礼(「参拝の作法」参照)しますが、初宮参りや七五三などのお祝いごと、家内安全や商売繁昌、厄除などの特別なお願いごとがあるときには、社殿に上がって参拝することができます。
東京大神宮では、年間を通して次のような各種ご祈祷を受け付けております。
個人祈祷のおもな内容
初宮参り | 七五三 | 合格祈願 | 学業成就 | 成人奉告 |
就職祈願 | 良縁祈願 | 厄除祈願 | 家内安全 | 商売繁昌 |
交通安全 | 自動車祓 | 旅行安全 | 病気平癒 | 身体健康 |
安産祈願 | 心願成就 | 神恩感謝 |
●初宮参りや七五三は10000円、それ以外はお願いごと1つにつき5000円よりお納めいただきます。
会社・団体祈祷のおもな内容
社運隆昌 | 事業繁栄 | 建築などの工事安全 | 会の発展 | 社員や会員の健康 |
お申込み方法
境内に置いてある「ご祈祷申込書」に、住所・氏名・願意(お願いごと)などの必要事項をご記入の上、初穂料(ご祈祷料)を添えて祈祷受付所の担当者にお渡しください。ご祈祷受付時間は9時から16時30分までです。日にちによっては祭典行事や結婚式などで時間が変わることがあります。
電話:03-3262-3566
厄年と厄除祈願について
一生のうちで災難に遭うおそれの多い年齢を「厄年」といい、古くから忌み慎む風習があります。厄年は一般的には数え年で男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳で、中でも男性の42歳と女性の33歳は大厄といい、特に忌むべき年齢とされています。
厄年というのは、現代の生活にもあてはまる人生の転換期であり、心身共に調子をくずしやすい年齢です。厄年にあたられる方は神社で厄除のご祈祷をお受けになり、神さまのご守護のもと健康で充実した生活を送れるようご祈願なさるとよいでしょう。
令和7年 厄年早見表
男性 | 前 厄 | 本 厄 | 後 厄 |
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平成14年生 24歳 午(うま) |
平成13年生 25歳 巳(へび) |
平成12年生 26歳 辰(たつ) |
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昭和60年生 41歳 丑(うし) |
昭和59年生 42歳 子(ねずみ) |
昭和58年生 43歳 亥(いのしし) |
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昭和41年生 60歳 午(うま) |
昭和40年生 61歳 巳(へび) |
昭和39年生 62歳 辰(たつ) |
女性 | 前 厄 | 本 厄 | 後 厄 |
---|---|---|---|
平成20年生 18歳 子(ねずみ) |
平成19年生 19歳 亥(いのしし) |
平成18年生 20歳 戌(いぬ) |
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平成6年生 32歳 戌(いぬ) |
平成5年生 33歳 酉(とり) |
平成4年生 34歳 申(さる) |
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平成2年生 36歳 午(うま) |
昭和64年生 平成元年生 37歳 巳(へび) |
昭和63年生 38歳 辰(たつ) |
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昭和41年生 60歳 午(うま) |
昭和40年生 61歳 巳(へび) |
昭和39年生 62歳 辰(たつ) |
ご祈祷の式次第
ご祈祷の準備が整いましたら、巫女が拝殿にご案内します。拝殿にご用意した椅子に腰掛け、心静かにお待ちください。
神職が祓詞を奏上し、大麻でお清めします。
斎主(ご祈祷をつかさどる神職)に合わせて、神前に向かい拝(深いお辞儀)を一回行います。
斎主が祝詞を奏上し、神さまのご守護により願いごとが成就するよう祈念します。
巫女による雅やかで美しい舞をご神前に奉納します。
神さまに玉串を捧げ、二礼二拍手一礼の作法で拝礼(「参拝の作法」参照)します。玉串とは榊の小枝に紙垂といわれる紙を付けたもので、その玉串が神さまと人との間を取り持ち、願いごとを神さまに伝えてくれるといわれています。
玉串の捧げ方
神職から玉串を渡されるときに会釈をし、右手で玉串の根元を上から持ち、左手は先のほうを下から支えるようにして受け取ります。このとき、先の方をやや高くして胸の前に捧げ、少しひじを張って持ちます。
次にご神前にある玉串案(玉串を捧げる机)の前まで進みます。 | |
会釈をしたあとに、玉串の先を時計回りに90度回します。 | |
左手を玉串の根元の方まで下げ、玉串を少し手前に引き寄せ、心を込めて祈ります。 | |
祈り終えたら、右手を離し、左手で玉串を時計回りに回しながら右手を玉串の中程に持っていき、左手を離して右手の下に重ね、根元をご神前に向けます。 | |
一歩前に進み出て、玉串を玉串案の上に置きます。 二礼二拍手一礼の作法で拝礼し、会釈をしてから退きます。 |